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2010 年6 月2 日

理想主義の挫折〜鳩山首相退陣

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鳩山首相が小沢幹事長とともに辞任した。
マスコミの「勝利」であり、理想主義の敗北だ。
鳩山首相は、最大限、沖縄県民のために米軍基地の沖縄県外移設のために努力した。それは外務・防衛官僚と大国アメリカに対する理想主義の挑戦だった。
しかし、現実の壁が高すぎた。韓国哨戒艇の北朝鮮による攻撃は理想主義も撃沈した。
しかし、その中でも、日米合意では、沖縄の負担軽減という微修正と米軍基地のグアム移転の促進のための布石を打った。
しかし、マスコミも、沖縄県民も、誰も評価しなかった。
次期選挙にも立候補しないという。理想主義を求めた偉大な政治家を押しつぶした。
この国の民は、かつてイエス・キリストを十字架にかけることを求めたイスラエルの民衆と同じ過ちを繰り返すのだろうか。

投稿者:ゆかわat 23 :31 | ビジネス | コメント(0 )

労働審判〜東京地裁

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今日は、東京地裁まで労働審判の審理に行ってきた。労働事件そのものも弁護士になってもう20数年経つがまだ2件目だし、ましてや労働審判など経験したこともない。そもそも労働審判制度そのものが司法制度改革の結果新しく生まれた制度だ。

事件そのものは単純な(少なくとも申立てにあたっては)退職金請求事件だが、調停がよいか、訴訟がよいか、それとも弁護士会仲裁センターか、それとも労働局のあっせんか。メニューが多く用意されているから、何を利用すべきか随分悩んだが、労働審判を申し立てることにした。自分の勉強もある(こんなことを言うと依頼者には怒られるが)。

結局、第1回審判はじまって10分で調停が成立した。これは民事調停よりもすごい。自分自身の民事調停官のときも随分早く成立させたと思ったが、それよりも早い。結局、双方同席の下で3人の審判委員・審判官がどうだと詰め寄るわけだから、早い、早い。こちらも、相手方の対応がすべて直接見えるから、調停の時のように調停委員を通して相手方の言い分を聞くのとは違うので、判断・見切りも早くなる。

相手方の会社の経理・財務状況を聞き、審判委員・審判官の反応も直接見、次回に続行したときのメリットデメリットも判断して、即、相手方の申し出を受け入れて調停を成立させることとした。
これはなかなか良い制度だ。また機会があったら利用することとしよう。

投稿者:ゆかわat 14 :59 | ビジネス | コメント(0 )

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